【助産師解説】「俺が抱っこすると泣く…」産後のパパ育児、何から始める?新生児〜生後半年までに知っておきたい関わり方
「せっかく寝かしつけたのに、パパにバトンタッチした瞬間ギャン泣き…」 「パパが『俺じゃダメだ』とすっかり自信をなくして、抱っこを避けるようになってしまった」 産後のママたちから本当によく寄せられる、このお悩み。ママとしては「少しでも休みたいのに!」「もっとパパにも育児に参加してほしいのに!」と、もどかしい気持ちになってしまいますよね。 ですが、パパたちも「どうして泣かれるのか分からない」と傷つき、悩んでいることが多いのです。 今回は、赤ちゃんがパパの抱っこで泣いてしまう本当の理由と、パパにぜひ知ってほしい「月齢別の関わり方のコツ」を助産師が分かりやすく解説します。この記事を、ぜひご夫婦で一緒に読んでみてくださいね。
1. どうしてパパが抱っこすると泣くの?(嫌われているわけじゃない!)
パパが抱っこして泣いてしまうのは、決してパパが嫌いだからではありません。赤ちゃんには、赤ちゃん特有のちゃんとした理由があります。
- パパの「緊張」が伝わっているから
赤ちゃんは、大人の筋肉のこわばりや心拍数の変化を敏感に察知します。「落としたらどうしよう」「泣かれたらどうしよう」というパパのガチガチの緊張が伝わり、赤ちゃんまで不安になって泣いてしまうのです。
- ママと「匂い」や「抱き心地」が違うから
赤ちゃんは視力が未発達な分、匂いや感触で人を判断しています。ママの母乳の匂いや、少しふっくらした柔らかい肌の感触とは違うため、「あれ?いつもの安心する場所じゃない!」と驚いて泣いている状態です。
- ママには「10ヶ月のアドバンテージ」がある
ママは妊娠中の10ヶ月間、赤ちゃんとお腹の中でずっと一緒に過ごしてきました。最初からママに敵わないのは当たり前。「パパはこれから時間をかけて信頼関係を築いていくんだ」と、気長に構えることが大切です。

2. 新生児〜生後3ヶ月:パパ育児は赤ちゃんのお世話だけじゃない
まだ首がすわっておらず、抱っこの難易度が高いこの時期。抱っこで泣き止ませることだけが育児ではありません。パパが輝くポイントは他にもたくさんあります。
- 「おむつ替え」と「沐浴」の担当になる
泣いていてもできるおむつ替えや、パパの大きな手でしっかり支えてあげられる沐浴は、パパの得意分野にしやすいお世話です。これを毎日続けることで、赤ちゃんもパパの匂いや声に自然と慣れていきます。
- 授乳後の「ゲップ出し」をマスターする
ママが授乳を終えた後、「ゲップは俺に任せて!」と赤ちゃんを受け取って背中をトントンしてあげるだけでも、ママはとっても助かります。パパの大きな手や広い肩幅は、赤ちゃんにとってゲップがしやすい絶好のポジションです。
- 最大の育児は「ママを休ませるための家事」
ママが少しでも横になって眠れるように、食器洗いや洗濯、食事の準備などの家事を引き受けること。これも立派な間接的な育児です。
3. 生後4ヶ月〜半年:首がすわったら「パパならではの遊び」を!
生後3〜4ヶ月頃になり首がすわってくると、赤ちゃんの体もしっかりしてきて、パパも抱っこへの恐怖心が薄れてくるはずです。ここからは、いよいよパパの真骨頂です。
- ダイナミックな体を使った遊び
ママにはなかなか体力的に厳しい高い高いや飛行機ブーンといった遊びは、赤ちゃんが喜ぶ人気の遊びです。(※激しく揺さぶらないよう、安全には十分注意してくださいね)
- お風呂上がりや寝る前の絵本タイム
パパの低くて落ち着いた声は、赤ちゃんに安心感を与えます。寝る前の絵本の読み聞かせをパパのルーティンにすると、寝かしつけの心強い武器になります。
まとめ:パパも、少しずつ「パパ」になっていく
ママも赤ちゃんを産んで突然完璧なママになったわけではなく、毎日手探りで泣きながらママになっていきます。パパも同じです。最初から完璧にできなくて当たり前。
泣かれてしまっても、「俺じゃダメだ」と諦めずに、何度もオムツを替えたり、話しかけたりして触れ合い続けてください。「休日は俺が見るから、ママは美容院に行っておいで」と言える日が、必ずやってきます。
夫婦でたくさん会話をして、二人三脚で赤ちゃんとの新しい生活を楽しんでいってくださいね。悩んだ時はいつでも私たちスタッフを頼ってください!




